mw_ebibiのブログ

海外生活の冒険記、大人の自由研究ブログです。

【助産師のヒトリゴト♪〜自分のお産は自分でプロデュース編〜】

昨日「知りたいお産の今〜誕生にまつわる現在、過去、未来〜」という講座を受けました。

 

【過去】

昔のお話は、平安時代室町時代、江戸時代の資料に遡り、お産や性教育、育児についてで、大変興味深かったです。

 

近世つまり江戸時代の頃は、村全体で子供を育てて行くという文化が根付いており、家職を継承する意味でも父親は子どもの教育に積極的だったようですね。男尊女卑はあったようですが。

 

近世以降は父親が出稼ぎに出て、母親は家事や育児をするという風潮が、父親の家事離れ、育児離れにつながったというのも資料で読んだことがあります。

 

親世代は専業主婦が多く、共働きであっても育児や家事は女がするものという価値観が今も残っているように思います。言葉の端々から受けて取れます…

 

【現在】

今はコロナで社会全体が変革の時期ですね。

 

家族のあり方を見直し、変われる大きなチャンスだと思っています。

 

私自身も家族の時間が長くなり、本来この日常の時間が最大の幸福感なんだと思えたし、

 

オンラインが普及したことで、アメリカにいても色々な講座を受けることができ、

 

子どもといられる時間は、一生のうちで本当短くて、てんやわんやな今こそが人生で最大の黄金期ということにも気づくことができました。

 

まぁ、時々離れたくなるときもありますけどね笑

外の力を借りることも大事なので、バランスは大切ですね。

 

【未来】

そして、未来のお産に関して。

 

「皆さん旅行に行くときなどは、どこに行こうか何を食べようかと計画を立てるでしょう?お産も同じで自分で自分のお産をプロデュースすることが大事」

 

という言葉が胸にグッときました!

 

夫の妊婦健診の付き添い、立ち会い分娩、入院中の面会制限、今まで当たり前にできていたことが、これだけ制限がかかっている中で、自分がどんなお産をしたいかをプロデュースするというのはハードルが高いかもしれないけれど、

 

♡自分はどんなときにリラックスするのかな

♡自分は誰といると心から落ち着くのかな

♡自分はどんなときに思いっきり笑うのかな

♡自分はどんなときに幸せを感じるのかな

 

そういう視点で安心できる場を選んだり、お産に関わってくれる専門職と分かり合えるように環境づくりをすることが大事なんだと強く感じました。

 

お産場所を選ぶとき

近いから、

お金が安かったから、

病院がきれいだったから、

ご飯が美味しそうだったから、

ママ友が良いって言っていたから、

 

そういう理由で選ぶ人もいるでしょう。

 

そして、その施設で、できる範囲の中から、よくわからないけどママ友にオススメされた過ごし方をバースプランに書いたりして、音楽を聴いたりアロマを使って過ごす方もおられるのではないかと思います。

 

それで本当にリラックスできるのでしょうか。

 

そんでもって大きな病院などでは、スタッフも代わる代わるで妊娠中からの関係性作りもできず、お産のとき初めましての助産師と関わることも多いですよね…

 

そりゃ心も開けないし、

体も開かないし、

医療介入が増えてしまうでしょうね。。。

 

ママやパパになる前に、性教育が重要なのはわかるのだけれど、性教育を変えるのって本当時間も労力もかかる…

 

そしてもしかしたら、今重要だと言われていることを子どもたちに伝えても、その子たちが出産する年齢になった時には環境が変わっている可能性も。

 

その都度アップデートしていかないといけないのだと思うけれど、今必要な人に必要な情報が届けられたら…

 

ママパパになる方がどんなお産をしたいかを、一緒に考えサポートしていくのが喫緊の課題だと感じました。

 

 

それがマイ助産師なんでしょうね。

 

出産には立ち会えない可能性が高いけれど、最近近しい人のマイ助産師を始めてみました。

 

私だけでは力不足なところもたくさんあるので、周りの方々にたくさん教えていただきながらやっていこうと思っています。

 

未来のお産のお話で、ヒプノバーシングのお話しも大変興味深かったです。

 

ヒプノバーシングでは、「陣痛」という言葉一つとっても、不安や恐怖を与えるようなネガティブな言葉は使わず、「お産の波、サージ」のようなポジティブに受け止められるような言葉に変換していると伺いました。

 

陣痛は痛いもの、怖いもの…

親やママ友から聞いたらビビる一方ですよね…

 

私自身は、妊婦の時、

自分は、陣痛をどれくらい痛いと感じるんだろう?

自分はどんなお産になるのかな?

という興味の方が大きくて、

 

陣痛が来たときは

「よっしゃー!陣痛きたきたきたー!!!」って思っていました😂笑

 

でも途中で、力尽きて促進剤の力を借りたんですけれどね。

そして、体が疲れて痛みの閾値もだんだん下がって、痛みも感じやすくなってきて、『あぁ私結構痛みに弱いかも…次は無痛分娩というのも選択肢に入れようかな…』

 

と、子宮口5-8cmくらいの時に悶絶しながらそんなことを考えてました😂

 

『なんで進まないんだ?どうしたらいいんだ?』と考えていたら、

 

付き添ってくださっていたベテラン助産師さんに心を読まれて、

「あなた今なんでお産進まないのかなって頭で考えてるでしょ?お産は頭で考えるものではなく、体で感じるものよ😏✨」とバシッと突っ込まれて、

 

そうだった、、こりゃいかんいかん💦

と思って、お産の波を感じることに集中したらお産が進んだというオチなんですけれども。

 

話がそれましたが、

恐怖や不安を与えるような言葉には本当に気を付けないとと思いました。

 

ヒプノバーシング=「自分で自分に麻酔をかける」(催眠出産)

 

名前しか知らなかったですが、もっと勉強してみようと思いました。

 

なるほど、

麻酔分娩というのも、痛みをコントロールして、安心してお産に臨むという大切な一つの手段だけれども、

 

ヒプノバーシングは

信頼のおけるケアギバーをそばに置き、

自分の身体や心に真剣に向き合い、

自分を深いリラクゼーション状態に持っていくということができるのかぁ。

 

また新たに学んでいこうという気持ちが湧いてきたのでした。